鉄平部長、全国青年大集会であいさつするの巻
少々、遅くなりましたが、10月20日に開催された、2013全国青年大集会。
雨の中、ホントに大変だったね。
お疲れ様でした。
その青年大集会のなかで東京実行委員会を代表して我が東京土建青年部部長の笠原鉄平さんがあいさつをされました。
「昨日の鉄平くんのあいさつは素晴らしかった」
へ?
そんなに素晴らしかったの?
ってことで、原稿を入手。
よって、ここにアップします。
全国青年大集会にご参加の皆さん、こんにちは、東京実行委員会の笠原鉄平です。
私は建設業に従事する労働者の組合、東京土建という労働組合で青年部長を務めています。
本日は首都東京で働く者として、また建設労組の青年部長として発言させていただきます。
かつて…およそ10年ほど前には、なりたい職業第1位が大工だった時代がありました。しかし、その後の平成大不況と高まる若年者の失業率に安定を求める若者達は、なりたい職業第1位に公務員を選びます。
さらに3年ほど前には構造改革の名のもとに公務員は大幅に減らされ若者達の願いは、正社員になりたい。この一点に絞られてきます。そして、利益を最優先する大企業は労働者の権利を無視し続け、ついには現在の若者の願いは「ブラックじゃない企業で働きたい」という、悲惨な状況に追い込まれています。こんな世の中を我々は容認する事は絶対に出来ない!
建設労働者の賃金が下がり続けています。年金保険料、健康保険料分も削られ無年金者、無保険者の仲間もいる。青年層の賃金は安くコンビニのバイトの方がいいくらいです。こんなひどい状況になるまで放置してきた国、国土交通省には責任があります。
しかし、国土交通省は建設産業の無保険に問題があるとして2017年までに強制加入の方策を打ち出しています。組合では仲間の福利厚生が充実するのは大賛成。しかし、限界まで賃金を削られた労働者から保険料は捻出できない。国、民間発注者、大手元請などが責任を持ち私たち現場労働者にお金が降りてくるようにしなければいけません。その裏付けとして公契約条例を各自治体で制定せよと大賃金引き上げ運動をしています。建設産業の大転換期です。何としても私たちの要求を実現したい。
天才児を育てる幼稚園は知っているが民営化された保育園で利益優先になり保育士がドンドンやめていくことを知らない。日本の天才ドクターは知っているが、そこで働く看護師の過酷な労働環境を知らない。
いつもスマイルの大手ハンバーガー屋の店長が長時間、過密労働で働いていることを知らない。
華やかなアパレル業の女性店員が年だから店頭にでるなといわれていることを知らない。
私たち青年の働き方がおかしい。でもそれぞれの実態を知らない。権力者や資本家が分断された個々の産業労働者を締め付けている。これに負けないためにも孤立してはいけない、横のつながりを作りましょう。もっと交流しましょう。
組合の大先輩がいっていました。昔は若者が集まってフォークダンスをした。デモはみんな手をつなぎ行進した。その中で結婚する仲間もいた。運動が楽しかったと。
私も仲間と手をとり踊り楽しく運動がしたい。その横のつながり、若者が団結するチャンスはこの全国青年大集会にあります。この集会の成功とさらなる広がりに期待し挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました。
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